PARARIA BLOG

パラリアブログ

2021.3.12

インタビュー

講師インタビュー・木元裕亮(東大前校)

Q1. どんな大学受験を経験しましたか?

中学受験で開成に入っていましたが、中学一年生から3〜4年ほどの間、成績が低迷していたんですよね。ほとんど勉強しなかったので。なので、いま思うと視野の狭さが微笑ましいのですが、高1の頃には「自分は勉強なんか無理だ!」っていう感じになっていて、逃げるように色んなことに手を出したりしていましたね……例えばプログラマーを目指してみたりとか。これはいま思うと先見の明があったかもしれませんが。

 

でもまぁ、そういったことをするにしても、それなりに難しい勉強が結局は必要なんだなとすぐに気づいて。それで、高2辺りで勉強を始めました。初めに入った塾を早々に辞めてしまったので、基本的には自学自習でしたね。最初の頃は英語を集中的にやっていて、最初は五里霧中でしたが、伊藤和夫という人の参考書に出会ってから波に乗ってきて、高3の頃にはだいぶできるようになっていて……一方、数学はかなり苦手で一人でやる気は起きなかったので塾に頼っていました。国語や社会は元々得意だったり、興味分野だったので特別困ることもなく……そういう感じで東大に入ったんです。

 

ただ、僕の受験はいま思えば「不完全燃焼」だったんですよね。というのは、二つの意味があって。僕は高2の段階で、苦手だった理系科目を避けて文系に行ったんですが、それが心残りになっているというのが一つ。それに加えて、これはやや嫌味な言い方にはなりますが、事実として、文系科目がよほど得意だったのか、大学受験は自分にとってあまりハードルが高いものではなく、やり切った感じがしていないというのがもう一つです。

 

Q2.パラリアの講師になるまでの経緯を教えてください。

私は法学部を経て哲学をやるために大学院に入るんですが、それも結局は途中でドロップアウトしてしまうんですよね。そのあと、就職活動を経て一度ベンチャー企業に就職したんですが、結局そこもあまりしっくりこずに辞めてしまいました。

 

ただ、そこに入った影響で以前より活動的になりまして、主に学術的なイベントなんかにたびたび参加するようになったんですよね。その中でパラリアの代表と知り合いました。そこで、まだ準備段階にあったパラリア東大前に訪れたんです。開校前ということもあって、ゼロから場を始められるということに魅力を感じたのもあり、参加することになりました。

 

Q3.親御さんとのコミュニケーションで意識していることはありますか?

特に思春期においては、なかなか親と子供の間でしっかり話し合うということが難しいこともあるので、その仲介者としての役割を果たせると良いかなと考えています。親子関係がうまくいっていなくていいことは何もないですから。

 

Q4.パラリアではどんなことを意識して指導していますか?

基本的な方針としては「引っ張り上げる」というイメージを常に意識しています。ここまでの完成度でやらないといけないという基準を示して引き上げるといった感じでしょうか。

 

勉強というものは知識を習得して体系化したうえで、それを自由自在に運用できるようになることだと思いますが、そのための訓練として、読んだり見たりしたものを無から再現することが有効です。これは確実に知識を習得できますし、再現できるようになる過程で、何らかの視点からの体系化が不可欠です。例えば、その実践として、教科書を読んだらすぐに閉じて説明してもらい、そして更に続きを読んだら閉じて……といったことをよくしていますね。

 

Q5.パラリアが合いそうなのはどんな高校生ですか?

自学自習スタイルなので、やはりマイペースな子は合うんじゃないかと思いますね。

授業のペースとは相性が悪いけれど、勉強へのやる気はあったり、既存のルールには馴染めない子なんかを受け入れることが出来る環境をパラリアでは用意できているんじゃないでしょうか。基本的には自学自習で個人に合わせるという塾なので、受験に対して少しでもやる気があったり、何かしら知的な関心があったりすれば誰でも合うんじゃないとな、と考えています。

無料面談申し込み

面談して、実際の雰囲気を感じる。

親御様向け

子供の成長を実感する教育。